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自分をウィスキーの世界に引き込んだ一本。
コンビニの棚にあった、最後の一本のミニボトル白州。ウィスキーを飲んだこともない自分には明らかに高い買い物で、手に取って、戻して、また手に取った。結局レジへ運んだものの、封を切ったのは一ヶ月後。大切にしすぎて、なかなか開けられなかった。あの感覚は今でも覚えている。
白州蒸留所について
白州蒸留所は山梨県北杜市・南アルプスの麓、標高約700mの森の中に建つサントリーの蒸留所。敷地の約8割が森林で、この環境が白州特有のフレッシュでグリーンな個性を生むとされる。木桶発酵槽による乳酸菌の働きが独特のフルーティさを生む。ノンエイジ(NAS)は熟成年数を表記せず、複数原酒のブレンドで品質を安定させたボトルだ。
テイスティング
香り(95) 青リンゴと若草を思わせるフレッシュな香り。ほのかなミント、奥にやさしいバニラ。押しつけがましくなく、すっと鼻に入ってくる。
味わい(90) 軽やかな甘みが広がる。ピーチや洋梨のような果実感に、ほんの少しスモーキーさ。重さはなくスムーズ。複雑さよりも清潔感と飲みやすさが前面に出る。
余韻(88) 短め。スッと引いていく。残るのは森の中を歩いた後のような清涼感。ドライで爽やかな終わり方をする。
飲み方別
ストレート 上のテイスティングの通り、青リンゴと若草の香りを静かに楽しめる。クセが少ないので、白州の素の個性を知るならまずここから。
ハイボール 白州はハイボールで真価を発揮すると思う。炭酸であのグリーンでフレッシュな香りがぐっと前に出る。口当たりは軽く食中酒としても優秀。暑い季節の一杯に、これ以上のウィスキーはなかなか思い浮かばない。
他ボトルとの比較
白州は3者の中で一番「軽くてクリーン」。夏の一杯・ハイボール向きとして個性が立っている。
こんな人に向いている
| あなたのタイプ | 選ぶなら |
|---|---|
| ハイボールが好き | ◎ |
| 重いウィスキーが苦手 | ◎ |
| 夏に爽やかな一杯がほしい | ◎ |
| 甘い・濃厚なウィスキーが好み | △ |
個人的には77点。香り・味・余韻は高水準で、値段は安くないがクオリティは本物だ。甘いウィスキー好きの自分の好みとは少し方向が違うが、日本の自然と職人の技が詰まった特別な一本。ウィスキーを好きになったきっかけをくれた、これからも特別な位置を占め続けるボトルだ。





