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¥3,000前後で、どこのスーパーでも買える。その事実だけ聞くと、期待値が下がる人もいる。飲んでみると、安っぽさを感じない。スペシャルリザーブは、その当たり前みたいな話が全部本当だった。

白州との共通点を探すのも面白い。でも、このボトルの価値はそこじゃない。¥3,000で普通に買えて、普通に旨い。その当たり前を高いレベルで実現していることが、このボトルの強さだ。サントリーらしい甘みとバランスの良さを感じる。飲んでいると、どこか白州を思い出す瞬間がある。


テイスティング

香り(88) グラスに注ぐと、バニラと甘い木の香りが立ち上がる。白州のようなグリーンでフレッシュな香りではなく、より落ち着いて丸みのある印象だ。

味わい(90) やわらかい甘みが広がる。果実感と蜂蜜を思わせるまろやかさ。重くはなく、スムーズに飲める。

余韻(88) 短めで、すっきりと引いていく。甘みが後口に少し残り、不快感はない。


ハイボールで飲む

スペシャルリザーブのハイボールが面白い。白州のハイボールには独特のスモーキーさとグリーンな香りがある。スペシャルリザーブにはそれがない。代わりに、甘みが前に出てくる。「白州からスモーキーさを引き算して、甘みを足した」という印象だ。

食中酒として非常に優秀で、料理の邪魔をしない。どんな料理にもぶつからない完成度がある。


コスパが高い理由

「どこでも売ってる、値段が安い、でも味は安くない」──この三つが揃っているボトルは、思っているより少ない。

山崎・白州・響のような入手困難・高価格帯とは違い、スーパーや酒屋で気軽に手に入る。それでいて飲んだ後に安っぽさを感じない。コスパ96点という評価は、その事実から来ている。


こんな人におすすめ

あなたのタイプ 選ぶなら
ハイボールを日常的に飲む ◎(食中酒として最高の相棒)
白州を飲んだことがある ◎(甘口版として比較が面白い)
コスパを重視する ◎(¥3,000で手に入る日本ブレンデッドの最高水準)
重厚な余韻が欲しい △(余韻は短め。ローヤルへ)

次に飲むなら

白州との違いをもっと感じたいなら → 白州 ノンエイジへ。スモーキーさとグリーンさが加わり、スペシャルリザーブとの関係が見える。

もう少し上品な甘みを求めるなら → サントリー ローヤルへ。蜂蜜の余韻でさらに上品なサントリーの上位版。

コスパ重視でこの路線を続けるなら → 角瓶へ。¥1,000安くなるが、ジャパニーズの安定感は共通している。