本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。

「シングルモルトといえば何?」と聞かれたとき、多くの人が名前を挙げるボトル。世界180カ国以上で飲まれ、シングルモルトウィスキーの販売量で世界トップを誇るのがグレンフィディック12年だ。1963年にシングルモルトを初めて世界市場に広めた先駆者でもある。

有名すぎて「入門向け」と思われがちだが、実際に飲んでみると個性がはっきりしたフルーティな味わいに驚く。


香り

グラスに近づくと、まずレモンを思わせる清涼感が来る。次いで梅酒のようなフルーティな甘さが広がる。

アルコールの嫌な揮発感がなく、ずっと嗅いでいられる。スペイサイドらしい果実感が前面に出ていて、グラスに鼻を入れた瞬間に「これは違う」とわかる香り。


味・余韻

口に含むと、香りで感じたフルーティさがそのまま味わいに続く。軽やかでやさしく、重くない。甘みはあるがくどさはない。

余韻はすっきり。後味もフルーティで、グラスを置いたあともしばらく香りが残る。何杯でも飲めてしまう危険なタイプ。


ハイボールにすると

炭酸で割ると、ストレートで感じていた梅酒のニュアンスがより強く前に出てくる。「これ、梅酒っぽい」と感じる人が多いのは、たぶんハイボールで飲んだとき。

爽やかで飲みやすく、食事にも合わせやすい。ウィスキーが苦手な人に出すなら、グレンフィディックのハイボールは安心の選択肢。


スペイサイドとは

グレンフィディックが位置するスペイサイドは、甘くフルーティなウィスキーが多いことで知られる地域。アイラ島のようにピート(泥炭)を燃やす産地とは対照的で、フルーツや花の香りが特徴になりやすい。グレンフィディックはその典型で、クセよりも香りの豊かさが楽しめる。


まとめ

¥5,200前後という価格は、ブレンデッドに比べれば高く感じるかもしれない。でもシングルモルトの入口として、これほど個性がはっきりしていてわかりやすい一本はなかなかない。

「初めてシングルモルトを買うならどれ?」と聞かれたら、グレンフィディック12年は間違いなく答えの一つになる。


他ボトルとの比較

産地・タイプ別にシングルモルトを飲み比べるなら:

グレンフィディック12年は3者の中で一番「フルーティで素直」。スペイサイドの典型として外せない一本。