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居酒屋の角ハイはスッキリ飲めるが、ウィスキーとしての顔は薄い。家でストレートを注ぐと、駄菓子のような甘さが出てくる。同じボトルでこれほど違うのか、と思った。

¥1,800前後。コンビニでもスーパーでも買える。ジャパニーズウィスキーのコスパを語るなら、まずここから始まる一本だ。


テイスティング

香り(72) アルコールの揮発感が先に来る。鼻を慣らすと、奥にバニラやキャラメルを思わせる甘みが見えてくる。主張は控えめで、清潔感のある印象だ。

味わい(85) 口に含んだ瞬間、「これだ」と思う甘さが広がる。駄菓子のような、懐かしい甘さ。麦の素朴な風味にバニラ系の甘みが乗っている。重さはなく、さらりとしている。

余韻(70) アルコールの温かさが残る。長くはないが、嫌味がない。スッと引いていく潔さがある。


ハイボールとストレートで飲む

ハイボールは食中酒として完璧な仕事をする。炭酸のキレが前面に出て、ウィスキーの主張は控えめ。食事の邪魔をしない。居酒屋の「角ハイ」がここまで広まった理由がわかる飲み口だ。

ストレートは家飲みの特権だ。外でわざわざ頼むものではないが、家でゆっくり飲むと角瓶の本当の顔が見える。ハイボールで薄まっていた甘さが前に出てきて、同じボトルとは思えない顔になる。


¥1,800でここまで飲める

価格を倍出せばスペシャルリザーブや知多がある。それでも角瓶はどんな飲み方をしても大きく外れない。ハイボールでもストレートでも「失敗した」と思わない一本だ。¥1,800前後でこれが飲める事実は、正直すごい。


こんな人におすすめ

あなたのタイプ 選ぶなら
日常のハイボールを安く飲みたい ◎(食中酒として最強のコスパ)
家でストレートを試してみたい ◎(駄菓子の甘さが出てくる)
ジャパニーズウィスキーの入口を探している ◎(入手性・価格・飲みやすさ三拍子)
余韻や複雑さが欲しい △(スペシャルリザーブへ)

次に飲むなら

コスパを維持しながら上を見たいなら → スペシャルリザーブへ。¥2,000足すと何が変わるか、一口でわかる。

グレーン系の甘さを別方向で試したいなら → 知多へ。軽やかな甘みが角瓶とは別の個性を持っている。

スコッチとの違いを感じたいなら → JWブラックラベルへ。同じ価格帯でスモーキーの世界が広がる。