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JWのラインナップで唯一、グレーンを使わない一本。その分だけ、麦の個性がダイレクトに出る。
レッド・ブラック・ゴールドと飲み進めてきた中で、グリーンラベルだけが「ブレンデッドモルト(ピュアモルト)」という構成をとる。カーデュ、タリスカー、カリラ、リンクウッドという4蒸留所のシングルモルトを最低15年熟成させてブレンドした一本だ。価格は¥6,600前後。
グレーンウィスキー由来の「まろやかさ」がない分、原酒の骨格がそのまま出てくる。それがこのボトルの魅力でもあり、難しさでもある。
テイスティング
香り(90) グラスに注ぐと、どっしりとした麦の甘い香りが立ち上がる。ゴールドラベルのバニラのような柔らかさとは違い、より力強く骨格のある印象だ。「これは普通のブレンデッドとは違う」と香りの時点で直感する。
味わい(86) まず麦の甘さがくる。続いてフルーティな果実感も感じられる。複雑さはあるが、グレーン由来のまろやかさがない分、全体にシャープな印象が残る。ロックで飲むと甘みが少しほぐれて飲みやすくなる。
余韻(78) ここで評価が分かれる。飲み込んだ後、アルコールの強さが前に出てきて余韻が短めに終わる。ゴールドラベルのような「甘みとスモーキーが長く続く」感覚はなく、フィニッシュはやや辛口でドライ。
ロックとハイボールで飲む
ロックでは、氷が溶けるにつれて麦の甘みがほぐれ、少し飲みやすくなる。アルコール感は和らぐが、余韻の短さは変わらない。じっくり時間をかけて飲むスタイルに合う。
ハイボールでは、炭酸がアルコール感を分散させてくれるため、香りのどっしりした麦感が前面に出て飲みやすくなる。フルーティさも少し引き立つ。このボトルはハイボールの方が入りやすいかもしれない。
ゴールドラベルと比べると
ゴールドラベル(90点・¥5,000)は余韻の甘みとスモーキーさが長く続き、飲みやすさと複雑さを両立している。対してグリーンラベルは香りの骨格と麦の個性が強く、余韻のアルコール感が初心者にはやや重い印象を与える。
これはどちらが優れているかではなく「何を楽しみたいか」の違いだ。「ピュアモルトの個性を正面から楽しみたい」という目的があるなら、グリーンラベルはその体験を純粋に届けてくれる。
こんな人におすすめ
| あなたのタイプ | 選ぶなら |
|---|---|
| ピュアモルトの個性を知りたい | ◎ |
| JWシリーズを飲み尽くしたい | ◎(マストな一本) |
| 甘くてまろやかなスコッチが欲しい | △(ゴールドラベルの方が向いている) |
| ウィスキー入門で最初の一本として | △(余韻のアルコール感が強め) |
次に飲むなら
甘みと飲みやすさを両立したいなら → ゴールドラベル リザーブへ。¥1,600安く、余韻の深さも上だ。
ピュアモルトをもっと深掘りするなら → シングルモルト(山崎・白州・アードベッグ)へ。グリーンラベルが入口になる。





