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山崎を思い出すスコッチ、と書いて自分でも驚いている。

ジョニーウォーカー18年。赤・黒・緑・金・青と「色」で呼ばれてきたこのシリーズで、18年だけは色の通称を持たない。見た目は金色なのだが、ゴールドラベルが先にいるので名乗れない。かつて「プラチナラベル」の名前で売られていた一本、と言えばピンとくる人もいるはずだ。価格は¥10,000前後。当ブログのJWシリーズで初めて95点をつけた。


テイスティング

香り(96) 微かなアルコールの奥から、蜂蜜のような甘い香りが立ち上がる。その後ろに、山崎を思わせる複雑で華やかな香りが層になって続く。スモーキーさは「微かに感じるか?」というレベルで、煙を期待して構えると拍子抜けするほど穏やかだ。この煙の控えめさはグリーンラベル15年と共通している。

味わい(95) 香りの印象を裏切らない。蜂蜜系の甘さが最初にきて、華やかさがそのまま口の中で続く。18年熟成のブレンデッド(複数の原酒を混ぜ合わせたウィスキー)らしく、アルコールの角がなく、要素がきれいにまとまっている。

余韻(93) 甘さと華やかさが静かに引いていく。煙で押すタイプの長さではなく、調和したまま消えていく余韻だ。


飲み方

ストレートが一番。香りも味も、この飲み方が最も楽しめる。¥10,000のボトルは薄めずに飲みたい。

ロックにすると香り立ちのアルコール感が少し強くなってしまう。ただ、味の甘みは増すので、甘さ重視ならあり。

ハイボールは華やかさが際立つものの、全体的に薄ぼんやりしてしまう。このボトルでやる飲み方ではない、というのが正直なところだ。


グリーンラベル15年と比べると

どちらも煙は控えめで、方向性の違いがはっきりしている。グリーンラベル 15年(88点・¥6,600前後)は白州寄りの爽やかさで、ハイボールにしても骨格が残る。18年は山崎寄りの甘さ・華やかさで、ストレート・ロックでじっくり向き合うタイプだ。ハイボール派なら緑、ストレート派なら18年をおすすめする。

中間の選択肢としてゴールドラベル リザーブ(90点・¥5,000前後)もある。蜂蜜の甘さという共通点を半額で体験できるので、18年へ進む前の一段としてちょうどいい。


こんな人におすすめ

あなたのタイプ 選ぶなら
ストレートでじっくり飲みたい
山崎系の甘さ・華やかさが好き
煙の効いたスコッチが欲しい △(ダブルブラックの方が向いている)
ハイボールで気軽に飲みたい △(緑ラベルの方が向いている)

次に飲むなら

爽やか系×ハイボールで楽しむなら → グリーンラベル 15年へ。同じ煙控えめでも白州寄りの方向。

同じ方向性を¥5,000で試すなら → ゴールドラベル リザーブへ。蜂蜜の甘さの入口。

この甘さと華やかさの本家が気になるなら → 山崎 12年へ。18年が思い出させてくれた一本。