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「ジョニ黒は好きだ。でも、もう少し煙を感じたい。」そんな気持ちが芽生えたとき、自然と手が伸びたのがダブルブラックだった。コンビニでも手に入るのに、アイラのスモーキーさをかすかに纏っている。暴力的ではない。でも確かに、ブラックラベルより先に進んだ煙がある。スモーキー初心者の「次の一本」として、これほど手が届きやすいボトルは少ない。


ブラックラベルとの違い

ジョニーウォーカーのラインナップの中で、ダブルブラックはアイラ島産モルトの比率を高めたボトルだ。アイラはピート(泥炭)由来のスモーキーさで知られる産地だが、ダブルブラックはその個性を「程よく足し算」している。アードベッグやラフロイグのような強烈なスモークではなく、甘みと煙がちょうど折り合うラインを狙っている。コンビニで買えるスコッチの中で、ここまでスモーキーに振ったボトルはほぼない。


香り

グラスに鼻を近づけると、心地よい煙の香りがふわっと広がる。ブラックラベルと比べると甘さが控えめで、スモーキーさが前面に出る。強烈ではなく「心地よい」煙の香りで、スモーキー系が初めての人でも受け入れやすい。


味・余韻

口に含むと、スコッチ特有の麦の甘みがまず来る。飲み進めるにつれて煙感が強くなり、余韻に向かって存在感を増す。余韻の煙感は長くは続かないが、消え際がきれいだ。くどさがないので、気づくと次の一口を手が求めている。


飲み方別

ストレート 麦の甘みから始まり、後半に煙感が増す構成がそのまま楽しめる。スモーキーさをじっくり感じたいなら、まずストレートで試してほしい。

ロック 氷が溶けるにつれてスモーキーさが和らぎ、甘みが少し引き立つ。「煙は欲しいけど、少し柔らかく」という夜に向いている。

ハイボール 炭酸で割ると煙の香りが広がり、飲みやすさとスモーキーさのバランスが絶妙になる。最も飲みやすい飲み方で、食事にも合わせやすい。


似たボトルとの比較

「もっと重い煙が欲しい」なら、次はボウモア 12年アードベッグ 10年へ進むといい。「ジョニ黒の甘みや熟成感が好きだった」なら、ブラックラベルに戻るのも正解だ。スモーキーの梯子を上るとしたら、ダブルブラックはちょうど中段に位置する一本だ。


まとめ

「ジョニ黒の次」を探している人、スモーキーを試してみたいけど個性が強すぎるのは怖い、という人にぴったりだ。価格帯もコンビニで買える範囲で、スモーキー入門の一本としてこれ以上ないくらい手が届きやすい。