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¥3,000で、ここまでやるか。
デュワーズ12年は、スコットランドを代表するブレンデッドスコッチだ。世界中で売れ続けている定番ながら、日本では意外と「通好み」のポジション。グラスに注ぐと甘く華やかな香りが立ち、口に含むとクセのないまろやかな甘さが広がる。何より面白いのは、ストレート・ロック・ハイボールで表情がころころ変わること。それでいてどの飲み方でも心地よい。飲みやすさと完成度を高い次元で両立した、個人的に90点をつけた一本だ。
デュワーズについて
デュワーズはスコットランド各地の原酒をブレンドしたブレンデッドスコッチ。中核を担うのはハイランドのアバフェルディ蒸留所だ。ブレンドした原酒をもう一度樽で寝かせる「ダブルエイジング」という独自製法で知られ、これが角の取れたなめらかな口当たりと、まとまりの良い甘さを生んでいる。クセが少なく、スコッチ入門にも向く一本だ。
テイスティング
香り(90) 甘く華やかな香りが素直に立つ。クセがなく、すっと寄り添ってくる上品さがある。
味わい(90) 飲み方によって香りも味も表情を変えるのが面白い。共通するのは、角のないまろやかな甘さ。
余韻(88) どの飲み方でも心地よい余韻が残る。長すぎず短すぎず、また次の一口を誘ってくる。
飲み方別
ストレート 華やかな甘さを強く感じる。若干のアルコール感はあるが、クセがなく非常に飲みやすい。
ロック 香り立ちはやや薄くなるが、加水で若干のフルーティさが顔を出す。ただしグレンフィディック12年や白州で感じる酸味(フルーティさ)ほど強くはない。
ハイボール 余韻にフルーティさを拾える。甘みと酸味のバランスがとても良く、食事にも合わせやすい。
他ボトルとの比較
同じ¥3,000前後のスコッチならジョニーウォーカー ブラックラベルが定番の比較対象。ジョニ黒がスモーキーさを個性にするのに対し、デュワーズ12年はクセのない甘さとなめらかさで勝負する。スモーキーが苦手な人や、飲み方を選ばず気軽に楽しみたい人には、デュワーズの方が向いている。
こんな人に向いている
| あなたのタイプ | 選ぶなら |
|---|---|
| クセのない飲みやすいスコッチが欲しい | ◎ |
| ストレートもハイボールも楽しみたい | ◎ |
| スコッチ入門の一本を探している | ◎ |
| ガツンとしたスモーキーが好き | △ |
個人的には90点。¥3,000前後でこの完成度は驚きだ。クセがなく飲み方を選ばないので、スコッチ入門にも、毎晩の食中酒にも勧めやすい。「飲みやすくて美味い」を高いレベルで満たす優等生だった。


