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シェリーの甘さを、¥2,250で。

ローヤルを飲んだ翌日、もう少し古い時代のサントリーが飲みたくなってオールドを開けた。1950年発売、サントリーが「洋酒文化」を日本に広めようとした時代の一本だ。球形のボトルは「タマ」の愛称で親しまれ、昭和の贈答・接待の定番として食卓に定着してきた。今もスーパーや酒屋で手軽に買える現行品で、シェリー樽原酒由来の甘い香りが身上だ。

テイスティング

香り(84) シェリー樽由来の甘い香りがやわらかく広がる。ドライフルーツを思わせるレーズンのニュアンスと、ほのかなバニラ。アルコールの刺激は控えめで、優しく鼻に入ってくる。

味わい(88) 甘みがじんわり広がる。シェリー由来の丸みのある甘さで角がない。スペシャルリザーブの蜂蜜的な甘みとは違い、少しドライフルーツ感がある。ボディはミディアムで飲みやすい。

余韻(78) やや短め。甘みが引いた後、ほのかな渋みと木の香りが残る。複雑さではローヤルやスペシャルリザーブに一歩譲る。

飲み方別

ストレート シェリーの丸い甘みをそのまま味わえる。角がないので、食前にちびちびやるのに向く。

ハイボール 真価はこちら。炭酸でシェリーの甘みが軽快に開き、ドライフルーツ感が薄まってすっきりする。余韻の短さも気にならない。脂っこい料理や揚げ物の箸休めとして優秀で、「とりあえずハイボール」の中では頭ひとつ抜けている。

他ボトルとの比較

同じサントリー系で飲み比べると、価格と個性の違いがはっきり出る。

こんな人に向いている

あなたのタイプ 選ぶなら
シェリー系の甘みが好き
毎日のハイボール用
昭和のサントリーを味わいたい
複雑な余韻を求める

個人的には82点。¥2,250前後でシェリー系の甘みをここまでまとめるのは素直に優秀だ。余韻とバランスでは同価格帯のスペシャルリザーブが上回る場面もあるが、このボトルの真価は「毎日飲んでも飽きない・疲れない甘さ」という日常酒としての安定感にある。