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「ブラックより安いなら、その分落ちるんじゃないか」──飲む前はそう思っていた。飲んでみると、その問いは少し違った。
レッドラベルはJWのエントリーボトルで、熟成年数の表記がない。世界で最も多く飲まれているスコッチウィスキーのひとつだ。ブラックと比べる前に、このボトル自体と向き合ってみた。
テイスティング
香り(72) グラスに近づくと、アルコールの揮発感が先に届く。その奥にスモーキーさが見えるが、主張は控えめだ。甘みよりも、シャープで乾いた印象が強い。
味わい(76) 口に含むと、まずアルコールの熱さが広がる。続いてごくわずかなスモーキーさが顔を出すが、ブラックラベルほどの複雑さはない。荒削りながらも、ウィスキーらしいクセがある。
余韻(72) 後味にアルコールの温かさが残る。スモーキーさはほとんど残らず、すっきりと引いていく。短めの余韻だ。
ハイボールとストレートで飲む
ハイボールにすると、アルコール感が和らぎ飲みやすくなる。スモーキーさはほぼ消え、軽くスッキリとした印象になる。居酒屋の「ウィスキーハイボール」に近い味わいで、食事に合わせるには十分だ。
ストレートで飲むと、このボトルの素顔が見える。洗練されてはいない。でもそれが、レッドラベルの正直さでもある。「安いから悪い」ではなく「目的が違う」と思うと、見え方が変わってくる。
ブラックラベルと比べると
同じJWでも、レッドとブラックは別物だ。ブラックラベルは12年熟成の分、香りの複雑さと余韻の豊かさが際立つ。甘みとスモーキーさが溶け合い、整然とした印象がある。
レッドはその手前にある。整理しきれていない荒さがあるが、価格差(約¥1,500)を考えれば「まずウィスキーに慣れたい」という人にはここから始める選択肢もある。
こんな人におすすめ
| あなたのタイプ | 選ぶなら |
|---|---|
| スコッチを初めて試したい | ○(安くスコッチの個性が体験できる) |
| ハイボール用を探している | ○(コスパよく、食中酒に使いやすい) |
| ブラックラベルを買う前の比較用として | ○(差を体感してから選べる) |
| しっかりした余韻が欲しい | △(ブラックラベルへ) |
次に飲むなら
次のステップへ → JWブラックラベルへ。¥1,500の差で香りと余韻がどう変わるか、一口でわかる。
同じ価格帯でスモーキーを追うなら → ザ・ディーコンへ。ピートに振り切った別世界が待っている。





