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小瓶に、これだけ詰まっているのか。

ニッカ フロムザバレルは、度数51.4%・500mlの角瓶に詰まった、ニッカを代表するブレンデッドウイスキーだ。世界的な品評会でも高く評価され、"小さいのに本格派"として知られる。グラスに注ぐと、強いアルコールの奥に若干のスモーキーさが漂う。度数が高いぶん、ぐいぐい飲むというより、舐めるようにゆっくり味わう一本。それでいて飲み方を変えると表情が大きく開いていく、懐の深さがあった。

フロムザバレルについて

フロムザバレルは、ニッカがモルトとグレーンをブレンドしたあと、もう一度樽で寝かせる「マリッジ」で仕上げるウイスキー。加水を最小限にした度数51.4%のまま瓶詰めするため、樽の風味がぎゅっと濃縮されている。この"樽からそのまま"という感覚がボトル名の由来であり、濃厚さの正体だ。

テイスティング

香り(90) 強いアルコールが立ちのぼり、その奥に若干のスモーキーさが混じる。度数の高さを香りの時点で感じさせる、力強い立ち上がりだ。

味わい(92) シーバスリーガルをぎゅっと濃縮したような、濃密な風味。度数が高いので、飲むというより舐めるようにゆっくり味わうことになる。強い樽の感覚をはっきり拾える、飲みごたえのある一杯だ。

余韻(89) 意外にも、香りで感じた強いアルコール感は後に残らない。濃厚さのわりにすっと引いていく、クリーンな終わり方だった。

飲み方別

ストレート 濃密な樽感と度数をダイレクトに味わう。まずはここでフロムザバレルの"濃さ"を体感したい。

ロック 加水とともに華やかな風味が一気に増し、山崎を思わせる上品な表情が顔を出す。個人的には、この変化が一番面白かった。度数が高いので、チェイサー(水)を一緒に用意して、ロックでゆっくり味わうのが一番のおすすめだ。

ハイボール 余韻に爽やかさが加わり、ぐっと飲みやすくなる。どの飲み方をしても華やかな雰囲気が共通していて、懐が深い一本だ。

他ボトルとの比較

同じニッカでも、フロムザバレルは"高度数×マリッジ"による濃厚さが際立つ。¥3,000前後でこの本格感は、コスパでも屈指だ。

こんな人に向いている

あなたのタイプ 選ぶなら
濃厚で飲みごたえのある一本が欲しい ◎
ロックや加水で表情の変化を楽しみたい ◎
コスパよく本格ウイスキーを飲みたい ◎
アルコールの強さが苦手・軽いのがいい △

個人的には91点。宮城峡に近い華やかさを持ちつつ、高度数ゆえの濃密さと、飲み方での変化の幅が魅力だ。正直まだ飲み慣れていない部分もあるので、慣れた頃にもう一度向き合ってみたい——そう思わせる、伸びしろのある一本だった。