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¥900の差が、何を変えるか。
同じサントリーのブレンデッドで、価格差はわずか¥900。スペシャルリザーブが¥3,000前後、ローヤルが¥3,900前後。どちらも山崎・白州・知多の原酒をブレンドした正統派の日本ブレンデッドだ。その差は「量」ではなく「方向性」にある。
香りの違い
スペシャルリザーブはバニラと甘い木の香り。落ち着いていて丸みがあり、アルコール感は控えめ。
ローヤルは蜂蜜と若い果物が重なる、より層の厚い甘さ。日本固有のオーク材・ミズナラ樽で熟成した原酒が使われており、その白檀に似た甘い香りがグラスに顔を近づけるだけで心地よい。香りの時点ですでに、ローヤルが一段「上品」に感じる。
味・余韻の違い
| スペシャルリザーブ | ローヤル | |
|---|---|---|
| 甘みの質 | バニラ・軽やか | 蜂蜜・ねっとり |
| 余韻 | 短め・すっきり | 長め・清潔 |
| アルコール感 | ほぼなし | なし |
| 向き | 食中酒・気軽に | じっくり向き合う |
スペシャルリザーブは食事と一緒に飲んで違和感がない「脇役の優秀さ」がある。ローヤルは余韻の品格が違う。飲み終えてから「もう一口」と思わせるのはローヤルの方だ。
ハイボールで比べると
スペシャルリザーブのハイボールは、食事の邪魔をしない。甘みが炭酸に乗って軽やかに広がり、食中酒として優秀。
ローヤルのハイボールは、一段華やかさがある。蜂蜜の甘みが炭酸で引き立って、飲み物として主役を張れる。余韻の品格はハイボールにしても消えない。
結局どちらを選ぶか
スペシャルリザーブ → 食事と一緒に毎日飲みたい、コスパ重視の一本。 ローヤル → ウィスキーをじっくり楽しみたい夜の一本。
どちらが「上」ではなく、飲む場面が違うという結論だ。両方持っておいて使い分けるのが一番いい。
結局、¥900で買えるのは「余韻の品格」だった。
詳しいレビューはこちら:
次に飲むなら
リザーブが「毎日の一本」と思ったなら → 角瓶へ。¥1,200安くなるが、コスパで言えばこちらも十分だ。
ローヤルの余韻が気に入ったなら → 響 ジャパニーズハーモニーへ。サントリーの甘みをさらに上で体験できる。
サントリーの次へ行くなら → JWブラックラベルへ。同価格帯でスコッチの個性が広がる。