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バーボンの個性、剥き出し。
フォアローゼズはアメリカ・ケンタッキー産の定番バーボンだ。¥2,000前後で手に入る入手しやすさと、独自の製法による華やかな個性で知られる。グラスに注ぐと、バーボン特有の「ボンド(除光液)」を思わせる独特の香りに、樽の甘い香りが重なって立ちのぼる。アルコールの刺激は意外と少なく、香りはむしろ甘い。ただし飲み方によって「甘い樽」にも「クセの強いバーボン」にも転ぶ、好き嫌いのはっきり分かれる一本だった。
フォアローゼズはトウモロコシを主原料に、内側を焦がした新しいオーク樽で熟成させるため、バニラやカラメルのような甘い樽香が出やすい。さらに2種類の原酒と5種類の酵母を掛け合わせる独自製法で、バーボンの中でも華やかでフルーティな個性を持つことで知られている。
テイスティング
香り(76) まず立つのは、バーボン特有のボンド(除光液)を思わせる独特の香り。その奥に樽由来の甘い香りが重なる。アルコールの刺激は少なく、香りの印象はむしろ甘く華やかだ。
味わい(75) 香りの延長線上の味。口に含むと最初にあのボンド感が来て、余韻にかけてじわりと甘さが広がる。バーボンの個性をストレートに楽しむタイプ。
余韻(74) 樽由来の甘みが残る。重すぎず、すっと引いていく後味。
飲み方別
ストレート 香りと甘さを一番素直に楽しめる。バーボンの個性をダイレクトに味わいたいならこれ。
ロック 香り立ちは控えめになり、味も全体的に引き締まる。甘さよりキレが欲しいとき向き。
ハイボール バーボン感が口の中を覆う。炭酸で甘さよりも"クセ"が際立ち、筆者は正直、飲み慣れないせいか少し苦手に感じた。バーボンのクセが好きな人向けの飲み方だ。
他ボトルとの比較
同じ¥2,000〜3,000のバーボンならメーカーズマークが比較対象になる。メーカーズマークは加水で甘くまろやかに化けるが、フォアローゼズは加水してもバーボン特有のクセを強く拾う。甘くまろやかな飲みやすさならメーカーズマーク、バーボンの個性をそのまま楽しみたいならフォアローゼズ、という住み分けだ。
こんな人に向いている
| あなたのタイプ | 選ぶなら |
|---|---|
| バーボンらしいクセを楽しみたい | ◎ |
| 安くバーボンを試したい | ◎ |
| 甘くまろやかな飲みやすさが欲しい | △ |
| バーボン特有の香りが苦手 | △ |
個人的には75点。バーボンの個性がまっすぐ出る一本で、好みははっきり分かれる。まずはストレートかロックで、その素直な個性を確かめてほしい。

